名古屋市は愛知県にも緊急事態宣言が発令されたことを受け、各区にある福祉会館など高齢者向けの施設を、宣言が解除されるまで一時閉館すると発表しました。

 緊急事態宣言に伴い名古屋市が一時閉館するのは、60歳以上の市民にレクリエーション活動などの場として利用されている各区にある福祉会館や中川区にある「老人いこいの家」です。

 高齢者は新型コロナに感染すると重症化するリスクが高いとされていることから、他の人との接触機会を減らすため、名古屋市は15日から緊急事態宣言が解除されるまでの間は閉館することにしました。

 また、三重県桑名市にある「休養温泉ホーム松ケ島」も高齢者の利用が多いことや県をまたぐ移動が必要になることから、緊急事態宣言中は閉館します。

 さらに、昭和区の「高齢者就業支援センター」は閉館こそしないものの、対面での相談コーナーや講習は宣言が解除されるまで中止することになりました。