
1月27日放送の東海ラジオ『ドラゴンズステーション』にOBの山崎武司さんが出演し、ドラゴンズの期待の若手選手について語った。
まずは、リスナーからのメッセージに答える形で根尾昂選手に言及した。
リスナーからのメッセージは「根尾選手には、1軍ショートのレギュラーを目指して頑張ってほしいが、京田選手もいるのでまだまだむずかしいと思う。外野からでも出場する道を考えて、キャンプに臨むほうがいいかどうか」と内容だ。
この質問に山崎さんは「今回のキャンプは立浪臨時コーチがいる。左打者で2500本もヒットを打った選手。根尾にも京田にもその極意を学んで、今年の成績に結び付けてほしい」と話したが、「まだ3年目。焦る必要はない。長い目で見てほしい。自分のやるべきことをやって勝負してほしい。まわりに言われて、すぐ1軍に行かなきゃということではダメ。京田の壁は高くて厚い。簡単には超えられない。それをどうやって越していくかが課題」と段階を踏んで『京田超え』を目指すべきと語った。
根尾選手がショートでのポジション取りを宣言していることについては理解示したが、外野へのコンバートについては「外野のポジション争いも相当厳しい。根尾をどうしても使いたいと思わせるのは打力。打てば外野でも出られる。しかし、現状では外野に行っても試合には出られない。とにかく、自分の(打撃)技術を上げること。打てなきゃダメ」と打撃での成長がカギという考えを明かした。
打撃については「いいものを持っていると思う。誰もが認めるセンスを持っている。それを生かしいてほしい」と期待を込めた。
この2年間で、根尾選手は試合に出続ける体力はついてきた。山崎さんも「プロらしい体つきになりつつある」と成長を認めている。
同じく期待のかかる石川昂弥選手については「体は大きいが、まだ芯の力がない。2年目はそこを鍛えていくこと」と注文。
そして若手で山崎さんの評価が高かったのは岡林勇希選手だ。「若手で一番1軍に近い。すでに出来上がっている」として「体をもう少し大きくすれば十分1軍で戦力になる」話した。
ドラゴンズの若手全般については「金の卵がいっぱいいる。それをどう孵化させるか、首脳陣の頑張りにかかっている」と話し、「ちょっと痛いから休ませるという今の風潮は、いかがなものか。やって壊れて勉強することも財産になると思う。2軍で全試合に出るキツさを知ること」とした。
そして「これからのスーパースター候補と言われる選手たちには休みを与えなくていい。つらくても1軍の試合には出なくてはいけない。2軍の試合も一緒。それぐらいの気持ちでやってほしい。ただし、本当に痛いときは休めばいい」と続けた。