天下の奇祭と呼ばれる愛知県豊橋市の「鬼祭」も、今年は関係者のみでの神事です。

 豊橋鬼祭は、国の重要無形民俗文化財に指定される、1000年以上前から続く五穀豊穣を祈る祭りで、初日の10日は青鬼が境内の舞台でユニークな動きで踊る岩戸舞を披露しました。

 例年は多くの参拝者で埋め尽くされますが、今年は新型コロナ対策のため境内への立ち入りを禁止し、関係者のみが参加する中、粛々と神事が取り行われました。

 11日は鬼祭のメインで、参拝客が粉で真っ白になりながらタンキリ飴を拾うことでも知られる「天狗と赤鬼のからかい」が行われますが、こちらも関係者のみでの開催となります。