新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」について、政府が愛知県への適用を検討していますが、14日名古屋の街では、あきらめの声や政府などへの批判の声が聞かれました。

 14日午後の記者会見で、愛知県の大村知事は、改めて「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。その上で、対象地域や期間など具体的な内容について国と協議を進めていることを明らかにしました。

 こうした動きについて、名古屋の街の人は…。

70代の主婦:
「仕方ないですよね。(ワクチン接種が)いつできるか分からないですよね。だんだん延びてきてるから」

20代の専門学校生:
「緊急事態宣言と何が違うんだろうみたいな。(感染者が)増えてるからもうちょっと早くてもよかったんじゃない?」

20代の自営業の男性:
「(緊急事態宣言が)解除されてまた宣言を出すとか出さんとかっていう、繰り返し同じことをやってるから。だったらもう宣言をずっと出し続けとったほうがいいのかなって」

 政府や県の対応の遅さなどを批判する声も上がりました。

 味噌カツが人気の名古屋市内の飲食店。

飲食店の店長:
「半分諦めですよね。もうやるようにやってくれと」

 名古屋市内の飲食店では、現在午後10時までの時短営業が要請されていますが、「まん延防止措置」が適用されれば、再び午後8時までに制限されることになります。

飲食店の店長:
「(まん延防止措置を)出すならもう出してほしいですね。(感染者が)増え始めたらすごいんじゃないです?大阪みたいに。だから早いところ今のうちに手を打ってくれたほうがいいかなと思う」

「感染状況を見極めながらまん延防止措置の適用を検討する」としている政府。一刻も早い判断が求められています。