三重県では25日、新たに36人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異ウイルスには新たに2人が感染していたことがわかりました。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代の36人です。

 このうち鳥羽市の40代女性は県内の介護施設の職員で発症はしていませんでしたが、同居する家族が感染したため検査を受けたところ、陽性が判明しました。県はこの女性が勤務していた介護施設の入所者や職員など約100人を検査することにしています。

 また鈴鹿市に住む10代から60代の男女7人は近所に住んでいる親族などで、お互いの家を行き来して頻繁に会話をすることがあったということです。

 伊賀市の20代女性は県内の会社に勤務していて、発熱などの症状が出ため、検査を受けて感染がわかりました。女性の勤務先の会社の従業員数は全体で約400人ということで、県は同僚などを幅広く検査をすることにしています。

 クラスターになっている名張市の寺田病院では、発熱外来で感染者の対応にあたった50代の男性職員の感染もわかりました。

 変異株にはこれまでの陽性患者の中から、新たに40代と50代の男女2人の感染がわかりました。

 三重県の25日時点の病床使用率は54.8%で、累計の感染者数は3512人です。