コロナ禍で苦しむ飲食業界に明るい話題を…と岐阜のラーメン店がユニークな餃子を開発。その名も「銀河系焼き餃子ギョラクシー」です。

 餃子と台湾ラーメンが名物の岐阜県本巣市のラーメン店「清太麺房」。

 新型コロナの影響で店の売り上げは大幅減…。しかし、こんな時だからこそ飲食店として何か明るい話題を届けられないかと、店長の鈴木さんは悩んでいました。

鈴木店長:
「コロナ禍で、なかなかお客さんも売上も伸びない状態だったので、その時に下を向くのじゃなくて前向きに考えて、上を見上げて星空を見て発案した餃子なんです」

 宇宙まで届く餃子をという思いで開発されたのが「銀河系焼き餃子ギョラクシー」。宇宙食としての餃子をイメージしたフリーズドライ食品です。

 食感はパリッとしていて、噛んでいくとしっかりとした餃子の味が口の中いっぱいに広がります。

 地元の商工会や県の食品科学研究所の協力のもと、実際の餃子をフリーズドライ加工。肉や野菜の味や風味をそのままに、スナック菓子のようなイメージではなく、あくまでも本格的な餃子感を追及しました。

 さらに、買う時も楽しんでほしいと、何とも目を引くロケット型の専用自販機まで作りました。

 実際に宇宙食として使ってもらいたいとJAXAとのやり取りを進めるなど、さらなる改良を試みている鈴木さん。岐阜から宇宙へ…世界で初めての「宇宙食餃子」が実現する日も近いかもしれません。