愛知県蒲郡市のいわゆる「ごみ屋敷」で、行政代執行による撤去作業が始まりました。

(リポート)
「道路脇に沢山のズボンや服など、狭い道が余計に通りづらくなっています」

 衣類や食器などがおよそ50メートルにわたって積まれ道路にまではみ出し、異臭を放ち苦情が相次いでいました。

 午前9時、蒲郡市は3年前に制定したいわゆる「ごみ屋敷条例」に基づき、行政代執行を開始。市職員と業者の17人が、服などをカゴに入れて運び出していきました。

 家主の60代男性が、資源置き場などから20年ほどかけて集めた物とみられています。

蒲郡市環境清掃課の担当者:
「片付けの支援をしたり口頭指導をしていたんですけども、それではなかなか堆積物が無くならないということで。条例に従った対応に踏み切った」

 条例に基づく行政代執行は愛知県では初めてで、撤去作業は5月21日まで続き、およそ400万円の費用は住民男性に請求されます。