愛知県は緊急事態宣言に伴う営業時間の短縮や酒類の提供の中止の要請に従わない県内30の飲食店に対して、初めて法律に基づく休業命令を出しました。このまま応じない場合は過料を科すとしています。

大村愛知県知事:
「応じていただかない場合には、措置期間満了後に過料に処すものとして地方裁判所に通知する」

 大村知事は10日午後の会見で、午後8時までの営業時間短縮や酒類の提供の中止の要請に応じない名古屋など13の市町の30の飲食店に対し、法律に基づく休業命令を出したことを明らかにしました。

 県によりますと、30の飲食店はいずれも午後8時を過ぎても営業し、酒類の提供も行っていてホームページでそのことをPRするなどし営業しているということです。

 県は緊急事態宣言の期限となっている6月20日までに命令に応じない場合、30万円の過料に科すよう裁判所に通知するとしています。