愛知県安城市では、長さが3.6メートルもある特産の「手延べそうめん」作りが最盛期を迎えています。

 安城市和泉地区伝統の「手延べそうめん」は、江戸時代の農家の副業として始まったと伝えられていて、一度乾燥させた麺を梅雨の湿った風で半生に戻す独特の製法が特徴です。

 和泉地区で創業150年の「みどりや麺店」の作業場では、うどん程の太さにした麺を職人らが細い竹の棒を使って3.6メートルの長さに手際よくのばしていきました。

 手延べそうめん作りは8月中旬まで続きますが、独特の喉越しと食感が人気で、主に贈答用として全国各地から注文が来るということです。