政府は、緊急事態宣言の対象地域に7府県を追加する方針を示しました。また、岐阜県と三重県を含む10県に「まん延防止等重点措置」を適用する方針で、対策本部で正式に決定します。

 政府の方針では緊急事態宣言の対象地域に、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を追加し、期間は8月20日から9月12日までで、東京など6都府県の宣言も延長するとしています。

 また同じ期間、「まん延防止等重点措置」を、岐阜と三重など10県に新たに適用し、現在愛知県を含む6道県に出されているまん延防止措置の期限も延長する方針で、政府の対策本部で正式に決定します。

 一方、愛知県の大村知事は17日午後に会見し、「まん延防止措置」の対象区域を県内39の市と町に拡大すると発表しました。

大村秀章愛知県知事:
「ほぼ愛知県全域がまん延防止等重点措置。飲食店が午後8時までの営業時間短縮と、お酒の提供をなしということであります」

 愛知県では8月8日から、名古屋市や春日井市など尾張地方を中心とした12の市町村を対象区域としてきましたが、8月21日からは、直近の新規感染者数が多い岡崎市や豊田市など三河地方も加えた39の市と町に拡大されます。

 対象区域では飲食店に対し、午後8時までの時短営業と酒類の提供禁止が要請されます。

<愛知県のまん延防止等重点措置区域>

【継続】
名古屋市・春日井市・江南市・大府市・尾張旭市・日進市・清須市・あま市・長久手市・東郷町・大治町

【追加】
岡崎市・一宮市・瀬戸市・半田市・津島市・刈谷市・豊田市・蒲郡市・犬山市・常滑市・小牧市・稲沢市・東海市・知立市・高浜市・岩倉市・豊明市・愛西市・北名古屋市・豊山町・大口町・扶桑町・蟹江町・阿久比町・南知多町・美浜町・武豊町・東栄町

【措置区域外へ】
飛島村