名古屋市内で自動運転の実証実験が始まりました。都心部の道路で2か月半にわたって行われる全国初の試みです。

(リポート)
「名古屋市の都心部、非常に交通量の多い幹線道路なんですが、自動運転のバスがゆっくりと走っています」

 名古屋市内の幹線道路をゆっくりと走る小型のバス。18日から2か月半にわたって行われる「自動運転」の実証実験です。

 都心部での長期にわたる実証実験は全国でも初めてです。

(リポート)
「運転席にはブレーキ・アクセルペダルはなく、ハンドルもないんです」

 最大14人乗りで、GPSで位置を把握して自動で走行します。

(リポート)
「センサーが鳴りました。前の車が止まったのを感知して、自動運転のバスも止まります」

 センサーが前方の障害物を検知すると、自動で減速し停止します。

 18日は、鶴舞駅周辺を加速と減速を繰り返しながら時速およそ19キロで走りました。試乗した愛知県の大村知事は…。

大村愛知県知事:
「スムーズに乗れたというのが率直な感じ。これを皮切りに着実に実用化にもっていきたい」

 将来的には、今回実験が行われる鶴舞駅周辺と名古屋駅を自動運転で結ぶ計画もあり、実用化に向け期待がかかります。

 今年10月いっぱいまで行われる、この実証実験。9月からは一般利用者の試乗もスタートする予定で、18日から特設サイトなどで予約を受け付けています。