三重県では20日、新たに388人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。4日続けて過去最多となっています。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの388人です。内訳は四日市市92人、鈴鹿市58人、津市43人、桑名市50人などとなっています。

 感染経路不明者は244人で、およそ7割を占めています。

 大台町の40代の男女は、8月17日に陽性が判明した女子高校生の家族で、濃厚接触者として検査を受け、19日に陽性が判明しました。この2人は県の職員で、職場での接触者はいないとしています。

 松阪市の30代男性は8月17日に39度の発熱や咳などの症状があり、18日に陽性が判明しました。男性は市内の消防署に17日まで出勤していて、県は職場の同僚4人と家族2人を濃厚接触したほか、同僚6人を接触者として調査を進めています。

 20日時点の病床使用率は52.1%で、19日よりも0.7ポイント下がりましたが、自宅療養も含む入院調整中の患者は230人増え、1619人になっています。

 鈴木知事は20日の会見で「まん延防止等重点措置」の適用期間となっている9月12日まで、県立学校で分散登校やオンラインなどでの自宅学習、部活動の中止などを実施することを明らかにしました。

 累計の感染者は8366人になりました。