名古屋市では2日、新たに632人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。病床使用率は9割を超え、自宅療養者もおよそ7000人となるなど、医療現場が逼迫しています。

 新たに感染が分かったのは、10歳未満から80代までのあわせて632人です。このうち10代が72人、20代が223人、30代が119人などとなっています。

 感染経路が分かっているのは356人で、内訳は家庭が169人、職場が79人、知人が93人、施設が15人となっています。

 市内の高校の運動部で発生したクラスターでは、新たに男子部員1人の感染が分かりました。このクラスターはあわせて17人となりました。

 市の担当者によりますと、夏休み中の部活動で感染が広がったケースが散見され、名古屋市では緊急事態宣言中の学校の部活動を中止していますが、今後学校での感染の広がりが懸念されるということです。

 また、2日は新たに2つの保育施設で園児の感染が判明し、臨時休園となりました。これであわせて42の施設が休園、およそ3900人の園児が保育施設に通えない状態だということです。

 1日時点の入院者数は341人で、このうち1人が重篤、37人が重症です。

 市は8月31日から病床を371床に増やしましたが、病床使用率は9割を超え、自宅療養者は6958人となり、医療現場の逼迫が進んでいます。