三重県では13日、新たに38人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者が40人を下回るのは、8月2日以来42日ぶりです。

 感染がわかったのは、四日市市や桑名市などに住む10歳未満から70代までの38人です。内訳は四日市市11人、桑名市9人、津市6人、鈴鹿市5人などとなっています。

 38人の半数近い18人の感染経路がこれまでのところ、特定できていません。

 鳥羽市の中学校に通う女子生徒は、9月10日に咳などの症状が出て12日に検査を受けて陽性が判明しました。緊急事態宣言の延長を受け、中学校は12日まで午前中のみの短縮授業の対応をしていましたが、女子生徒は10日まで登校していたことから、県は学校の生徒などの接触状況を調査しています。

 三重県の13日時点の病床使用率は52.6%で病床が5つ増えましたが、前日12日から変わっていません。

 一方、自宅療養を含む入院調整中の患者は前日12日から12人減り、1466人になっています。

 感染者が減った要因について、県は「緊急事態宣言での行動自粛やワクチン接種が進んだため」とする一方、濃厚接触者の検査で症状が出た人を優先している保健所は県内の6か所(桑名、鈴鹿、津、伊賀、松阪、伊勢)で、続いているということです。