値上げの秋で食卓の定番がピンチです。天候不順で葉物野菜が高騰し、家庭の財布を直撃しています。

 レタスは去年のおよそ2倍。これから旬を迎える白菜は1.8倍に。葉物を中心に今、野菜が高騰しています。

 名古屋市中区のセントラルパーク地下にある青果店「カネ井青果」ではレタスが一玉324円、白菜は半分で324円と、普段より少し高い印象です。

 ほうれん草は一束270円、小松菜は一束162円。葉物野菜は軒並み、例年の1.5倍から2倍の値段で販売されています。高騰の原因は「異常気象」となった8月中旬の長雨です。

カネ井青果セントラルパーク店の副店長:
「天気の影響がかなり左右していると思います。根腐れ病が発生しまして、それがかなり育成に影響したと思われます。台風の14号の進路次第では、野菜果物全体に影響が出てくるかと思います」

 さらに、このところの日照不足などの天候不順も重なり、うまく育たなかったことも影響しています。

 名古屋市中央卸売市場で取引される、レタス1キロあたりの卸売値の推移を見ると、8月の中頃から急激に値上がりしています。食卓の定番が高嶺の花に…。

女性客:
「いつもこんな値段じゃないですよね。もっと100円くらい…。サラダに使うくらいなんですけど、毎日だから結構使いますよね」

男性客:
「高いね。最近高くって何ともしようがないね。生産者の人は一生懸命やってるんだから」

 家庭の財布を直撃する葉物野菜の高騰。一体いつまで続くのでしょうか。