10月末で閉館する愛知県美浜町の杉本美術館で、最後となる企画展が16日から始まりました。

 名古屋市出身の画家・杉本健吉の作品など約9000点を集めた杉本美術館は、来場者の減少により、運営する名鉄が10月末での閉館を決めています。

 最後となる企画展では、杉本健吉が駆け出しだった昭和初期から晩年までの絵画など、約100点が展示されています。

 小学生時代を過ごした津島市の祭りを題材にした作品では、船に飾られた提灯が揺らめく様子を幻想的に表現しています。

 この企画展は10月31日の閉館日まで開かれます。