三重県では10月1日、新たに11人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から80代までの男女11人です。

 9月26日にクラスター認定された四日市市の特別養護老人ホームに勤務する20代の女性職員は、24日に検査した際は陰性でしたが、30日になって38度台の発熱があったため再度検査したところ陽性となりました。

 このクラスターは14人になり、全員がワクチンを2回接種済みの「ブレイクスルー感染」ですが、症状はいずれも軽いということです。

 熊野市の医療機関に勤務する60代男性は、9月28日から鼻水や下痢などの症状があり、30日には発熱したため、検査したところ陽性が判明しました。

 県は、職場の医療従事者10人を接触者として検査を進めています。この医療機関は10月2日まで外来診療を休診するということです。

 10月1日から三重県の緊急事態宣言が解除されましたが、県は「引き続き感染防止対策に徹底して頂きたい」と呼びかけています。

 1日時点の病床使用率は14.7%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は前日から18人減って124人になりました。