適切な対策をしないと、健康被害が起きるおそれのある金属の溶接。愛知労働局の局長が工場をパトロールしました。

 6日は、愛知労働局の伊藤正史局長が、鉄骨を製造する稲沢市の池田工業を訪れ、安全対策が徹底されているか確認しました。

 強い電圧で金属を溶かすアーク溶接は、作業中に出る金属の粒子が「じん肺」などの健康被害を引き起こすため、今年4月から安全対策の規制が強化されました。

 この工場では、顔に空気を出し、粉じんを吸い込まないようにするヘルメットを独自に開発していて、6日はドライアイスの煙を使いその効果を実演しました。

 愛知県はアーク溶接に携わる作業員の数が全国1位で、労働局は工場などに対策を促しています。