名古屋市営バスの事故が8日の午前中だけで3件発生しました。骨折の2人を含む4人がケガをしました。

 警察によりますと8日午前8時すぎ、名古屋市千種区鍋屋上野町の「霞ヶ丘」バス停で、発進した市バスのそばにいた89歳の男性が右足を後輪でひかれました。男性は右のかかとの骨を折る重傷です。

 警察によりますと、男性はバス停で列の最後尾に並んでいましたが、乗り込む前にバスが動き出したということです。

 男性運転手(35)は「客が全員乗車したと判断した」などと話していて、警察が詳しく調べています。

 また午前9時ごろには、守山区小幡千代田の交差点で、左折しようとした乗用車に後ろから来た市バスが衝突する事故がありました。この事故で、バスの乗客で57歳の女性が転倒し、肩の骨を折るなどの大ケガをしました。

 また、衝突された乗用車を運転していた女性(50)も、首を痛めるなどの軽傷とみられています。

 このほか午前10時ごろには、名東区内を走行中の市バスが急ブレーキをかけ、乗客で75歳の女性が手すりに頭をぶつけケガをするなど、8日は午前中だけで市バスの事故が3件相次ぎました。