13日、バンテリンドームで行われた中日対ヤクルト戦で、球界最年長投手の中日・山井大介投手が20年間のプロ生活を締めくくる最後の登板をしました。

 試合後のセレモニーで山井投手は「野球の神様に背中を押してもらい、2013年にノーヒットノーラン、2014年には最多勝、最高勝率、そして2007年の日本シリーズ優勝、53年ぶりの日本一。ファンのみなさんと一緒に感動したあの一瞬は一生忘れることはありません」と挨拶しました。そして「プロの歴史に爪痕を少し残せたのかな」とも話しました。

 その上で「野球がうまいと思ったことはありません。うまくなりたい、負けたくない、そんな思いを常に胸に目標を掲げ、探求心を持って今までやってきました。努力は必ず報われるとは限りません。ただし努力しなければ、前に進むこともできない。道を拓くことすらできません」と自らの経験から、思いを言葉にしていました。

 最後に「数多くあるスポーツの中で野球という素晴らしいスポーツに出会えたことに感謝」と述べ、20年間守ってきたマウンドを降りました。