名古屋では11月2日、三輪バイクのシェアサービスが始まりました。

 名古屋の街を走る黄緑色の三輪バイク。2日から名古屋で始まったバイクのシェアサービス「GoGo!シェア」です。

 前輪が2つあり法律上は「ミニカー」扱いで、運転には普通免許が必要です。このシェアバイクを考えたのは、国内外で活躍する現役カーレーサーの井原慶子さんです。

井原さん:
「乗っている時も電動なのでCO2を排出しないです。廃棄の時も再利用しやすいような物質で作っていますので、最初から最後まで環境にやさしいというコンセプトで開発しています」

 環境に配慮して作ったというこのバイク。動力は電動にこだわり、走行中のCO2排出はゼロ。3輪なのでバランスがとりやすく、女性やお年寄りでも簡単に乗ることがきます。

 バイクはポートと呼ばれる駐輪場で借りたり返したりすることができ、黄緑色の看板が目印です。現在は名古屋市中区の大須や千種区の覚王山など、名古屋市内に5か所設置されています。

 レンタル料は初乗り10分で165円、それ以降は5分ごとに55円加算されるほか、3時間で1650円、6時間で2750円のパック料金もあります。

「ちょっとそこまで」を便利にするこのシェアバイク。まずスマホで「GoGO!シェア」のアプリをダウンロード。名前や生年月日などを入力し、運転免許証の写真とクレジットカードの番号を登録します。アプリでQRコードを読み取って電源入れると、これで準備OKです。

 気軽に使えて環境にも優しいシェアバイク。遡ること5カ月前、愛知県春日井市で先行してこの事業を始めましたが、これまでに事故や交通違反はゼロだということです。

井原さん:
「天気のいい日に乗ると風が気持ち良くてスーッと動きますので、観光やビジネスに利用していただきたいなと思います」

 今後は年内には市内30カ所にポートを増やし、最終的には200台ほどのバイクを稼働させたいということです。