名古屋競馬のママさんジョッキー、宮下瞳騎手が18日、国内で初めて女性騎手として通算1000勝を達成しました。

1000勝を達成した宮下騎手:
「ほっとしました。本当にうれしいです」

 名古屋競馬の宮下瞳騎手は18日の第2レースで6番・リアルスピードに騎乗し、見事1着に。国内で初めて女性騎手として通算1000勝を達成しました。

 鹿児島出身の宮下騎手は1995年に18歳でデビューし、勝利を積み重ねてきました。

 2011年に結婚・妊娠を機に一度は引退するも、2016年に現役復帰。現在44歳で、2人の息子のママでもあります。

宮下騎手:
「(息子たちに)『ママやったよ』って言いたいです。私のパワーの源というか原動力だった。今まで女性騎手は、出産したらそのまま引退という道筋だったんですけど、私が出産してもまた乗れるという道筋を作れたかなと思うので、それに続いてくれる子たちがいればいいなと思います」

 さらに、今後について聞かれると…。

宮下騎手:
「やっぱり馬が好きで、せっかく復帰してもらった免許なので、1日でも長く乗っていたいという気持ちもありますし、息子が最近『乗りたいな』と言ってくれたので、一緒にレースで乗れたらという思いもあります」

 19日は、通算1000勝を祝うセレモニーが開かれる予定です。