新型コロナの感染状況が落ち着く中、岐阜県下呂市の小学校では児童たちが修学旅行へ出発し、意外な場所を満喫しました。

 学校生活のお楽しみ、修学旅行。下呂市の竹原小学校の6年生19人が18日出発しました。旅行先はなんと学校からバスでわずか20分ほどの地元・下呂市の温泉街です。

 竹原小学校では、新型コロナの感染拡大前まで「京都・奈良」としていた修学旅行先を、児童の安全などを考慮して、去年から「下呂市内」に変更しています。

竹原小学校の6年生担任:
「安心して来られるというところ。(保護者から)地元の下呂を学んでほしいという要望もありましたので、下呂温泉に決めました」

 道中、温泉に癒されながらゴールとなる宿泊先の旅館に到着。旅館の部屋からはクリスマスのイルミネーションを眺められるとあって、児童たちは大興奮でした。

 さらに地元の名湯に浸かり、冷えた体をしっかりと温めました。

 温泉を堪能したあとはお待ちかねの夕食タイム。地元の食材をふんだんに使った懐石料理です。中でも児童たちのお楽しみは飛騨牛。

児童:
「うまい」

別の児童:
「(肉が)ジューシーでおいしかったです」

 食事はもちろん、街の歴史も、温泉も…。今回の修学旅行で児童たちは地元の魅力を再発見したようです。

児童:
「友だちとたくさん歩いたことで、下呂の良さを見つけることができてとても良かったと思いました」

別の児童:
「(Q.近くの修学旅行先だけど?)逆にそっちの方が楽しかったです。下呂っていっても知らないところがあるので楽しかったです」