三重県四日市市にある和食料理店の仕出し弁当を食べた男女43人がノロウイルスに感染し、保健所は店を営業禁止処分にしました。

 四日市市によりますと、11月17日に市内で開かれた企業の会合で、和食料理店「福祿壽総本店」の仕出し弁当を食べた20代から60代までの従業員の男女43人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。

 保健所の調査で、症状が出た全員の便からノロウイルスが検出され、市が食中毒と認定しました。

 入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。

 弁当には寿司や刺身が入っていましたが、ノロウイルスを含む加熱が不十分な二枚貝などの食材は使われていなかったということです。

 市は店を24日から当面の間、営業禁止処分とするとともに、ウイルスが付着した原因を調べています。