16日、岐阜市の小学校では、学年が異なる児童が集まる、ちょっと変わった授業が行われました。

 岐阜市の則武小学校。16日、授業をしているクラスは、1年生から3年生まで学年の違う子どもたちがまぜこぜになっていました。

 始まったのは国語の授業、日ごろ疑問に思っていることについて話し合います。テーマは「どうしてケンカをするの?」。話し合ってみると…。

3年生:
「話してもいいですか?どうしてケンカになるのかというと、年上だからって弱い子をいじめるからだと思います。どうですか?」

一同:
「いいです」

 年長の3年生がグループをまとめます。次の授業は算数。もちろん、各学年の教科書はバラバラです。

児童:
「これがcmなら、これもcmに直さなきゃいけない」

 2年生で学ぶ「単位」の問題、分からないところも上級生の3年生なら教えることができます。

 他にも体育の授業では、体力差を考えながら自分たちで遊びを考え、楽しんでいました。

1年生:
「鬼ごっこした、楽しかった」

2年生:
「下の学年の子はまだできないことがあって、ちょっと気を付けるところがあると思います」

3年生:
「1時間目の自由遊びでは学年の差が違うから、ケガさせると困っちゃうから手加減してます」

担任:
「小学校の段階でいろんな人と関わりを持って、自分のことを伝えたりとか、相手のことをいろいろ受け入れたりとか、そういうのを本当に大切にして、これからもどんどん成長していって欲しいなと思います」

 則武小学校では月に1回のペースで、今後もこの授業を実施するということです。