東海テレビ放送の内田優会長が20日、肺炎のため亡くなりました。71歳でした。

 内田会長は報道制作局長や専務取締役などを歴任後、2013年に社長に就任。「愛され信頼される地域最良のテレビ局」を目指し、地域密着の番組作りに努めました。

 中でも、在任中はドキュメンタリー番組の映画化・劇場公開に注力し、2018年には一連の活動が評価されて「東海テレビドキュメンタリー劇場」が『菊池寛賞』を受賞しました。

 こうした地方発のドキュメンタリー番組の映画化は、放送業界に新たな風を吹き込み、テレビ番組の可能性を広げました。

 一方で、日本民間放送連盟の副会長や理事を務めるなど、放送業界全体の発展と向上にむけ尽力しました。

 内田会長の葬儀は親族だけで営まれ、後日「お別れの会」が執り行われます。