新型コロナ第6波の到来で、感染者が急増し生活に様々な制限がかかる中、仕事が増えた業者がある一方、悲鳴を上げる業者もあります。飲食店と取引するおしぼり業者もそのひとつです。

 巨大な洗濯機から取り出されたのは、飲食店に貸し出されるおしぼりです。おしぼりレンタル会社「アトラスジャパン」。この工場だけで、名古屋の栄や名駅地区の飲食店を中心におよそ1800店舗と取引しています。

アトラスジャパンの常務:
「厳しいの一言ですね。少しずつ(取引先から)休業や時短しますという電話をいただきまして、『またか』という心境です」

 第5波が落ち着きつつあった去年10月から発注量は回復しつつありましたが、第6波が到来…。従業員の勤務時間を調整したり、工場の稼働時間を制限したりするなどして乗り切ろうとしていますが、それにも限界があるといいます。

アトラスジャパンの常務:
「まん延防止措置が出れば売り上げは3割くらい減りますし、このような状況が2年も続いていると正直会社としては苦しい」