愛知県では28日、新たに5267人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。1日の新規感染者は、初めて5000人を上回った27日に続いて、過去最多の人数です。

 内訳は名古屋市が2416人、豊橋市が363人、岡崎市が252人、春日井市183人、豊田市が206人、一宮市が138人、豊川市が134人、西尾市が119人などとなっています。

 県教育委員会は県立高校11校と特別支援学校1校について、生徒や教職員の感染が判明したことを受け、1月28日から2月1日までそれぞれ学級閉鎖や学年閉鎖などの対応をとると発表しました。

 これで、28日時点で臨時休業している県立高校は延べ51校、特別支援学校は延べ4校となりました。

 28日には、感染し入院していた岡崎市の70代の男性など、高齢者合わせて2人が亡くなったことも発表されました。

 入院患者数は27日時点で483人となり、県は5段階ある稼働病床のフェーズを3番目の「フェーズ2」に引き上げ、新たに525床増やして稼働病床数を1666床にすると発表しました。

 大村知事は会見で、27日夜に電話で岸田首相と話し「東京・大阪・愛知で足並みをそろえて緊急事態宣言を出して規制をかけるべき」と進言したことを明かしました。

 電話では、3回目のワクチン接種がなかなか進まない現状についても報告したということです。

 その上で大村知事は1月31日に岡崎市に新たに大規模接種会場を2か所開設することにも触れ、「ワクチンは有り余っている。どんどん打っていきたい」と県民に接種を推奨しています。