愛知県刈谷市で、市やトヨタグループ6社などが連携し、スマートシティー化に向けた実証実験が行われることになりました。

 愛知県は31日、刈谷市や、デンソーなど市内に本社を置くトヨタグループ6社などと連携し、刈谷市で情報通信技術やAIなどを活用したスマートシティー化に向けた検証を始めると発表しました。

 具体的には、トヨタグループの社員を送迎する水素バスの車内でキャッシュレスや本人認証の技術を確認するほか、AIカメラによる渋滞状況の「見える化」などが計画されています。

 ほかにも、高齢者施設の歩行訓練ロボット導入など、医療・福祉分野での実証実験も検討されていて、早期に実現できるものから順次実験を始めるということです。

 愛知県は、得られた知見やノウハウを別の市町村での取り組みにも活かしていきたいとしています。