熊本産アサリに産地偽装の疑いが判明し、8日から出荷停止となったことを受けて、名古屋市の中央卸売市場では愛知産アサリの価格が高騰しています。

 名古屋市熱田区の中央卸売市場では、熊本産アサリが8日から出荷停止となったことを受け、アサリの取扱量がおよそ8割減り、品薄状態となっています。

 この影響で、8日の愛知産アサリの卸値は例年の価格の倍近くになっているということです。

中部水産の担当者:
「愛知県産にシフトされている方が多いんですけども。もともと愛知県産は数量が減っておりまして、価格も通年の2倍近い価格で推移しております」

 熊本産アサリは、2か月間にわたり出荷が停止される予定で、市場関係者は「アサリの品薄状態は今後もしばらく続き、国産アサリがさらに高騰する」と懸念しています。