三重県志摩市の消防本部の職員が部下に対し、9年間にわたって暴行や暴言などのパワハラ行為をしたとして、懲戒処分されました。

 志摩市によりますと、消防指令長の男性職員(40代)は2012年から9年間にわたって複数の部下の職員に対し、脇腹を殴るなどの暴力をふるったほか、「バカ」「役立たず」などの暴言を浴びせていたということです。

 消防本部が2021年10月に職場環境についてアンケートをしたところパワハラ行為が発覚し、市の聞き取りに対し、男性職員は「部下とのコミュニケーションの一環だった」と話しています。

 市は9日付で、この男性職員を停職3か月の懲戒処分としました。

 また、部下に対して「小学生以下」などと叱責し、最大で6時間の説教をしたとして、消防司令補の男性職員(40代)を停職1か月に、飲み会の際に部下に車の送迎をさせていた消防司令の男性職員(40代)も減給1か月の懲戒処分となっています。