三重県では10日、新たに784人が新型コロナウイルスへに感染したことがわかりました。過去3番目の人数です。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの784人です。

 内訳は津市130人、四日市市117人、鈴鹿市86人、松阪市86人、いなべ市64人、桑名市55人などとなっています。全体の4割近くの感染経路が今のところ、分かっていません。

 玉城町の90代女性は県内の高齢者介護施設の利用者で、すでに同じ施設の利用者などの感染がわかっているため、検査を受けて陽性になりました。

 県によりますと、この施設では1月下旬以降、20人ほどの利用者や職員に感染が判明しているということで、この施設でクラスターが発生している可能性があるとみて調査しています。

 10日は70代と80代の女性2人が亡くなったことも発表されました。いずれも死因は新型コロナで、70代女性は高齢者施設の入所者で無症状でしたが、容体が急変し、検査結果が出る前に亡くなったということです。

 三重県の10日時点での入院患者は前日から10人増え264人になり、病床使用率は49.4%に上がっています。重症者は4人で変わっていません。

 自宅療養者数は速報値で前日から102人増え5776人になり、過去最多の人数です。