愛知県の新型コロナのPCR検査のデータを管理するシステムが、サイバー攻撃を受けていたことがわかりました。

 県によりますと、2月5日、感染症対策局の職員がパソコンでPCR検査のデータを管理するシステムを立ち上げた際、英語で復旧と引き換えにビットコインを支払うよう要求する内容が表示されました。

 調査の結果、原因はランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃であることがわかりました。

 システムにはおよそ4万3000人分の名前や年齢、検査結果などが記録されていますが、いまのところ個人情報の漏えいなどの二次被害は確認されていないということです。

 県はバックアップされているデータをもとに引き続きPCR検査のデータを管理するほか、警察に被害を相談しています。

※画像は愛知県提供