三重県では14日、新たに596人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。月曜日としては、これまで最多だった1月31日の467人を上回りました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から100歳代までの597人です。

 内訳は津市149人、四日市市110人、桑名市53人、伊賀市46人、伊勢市45人などとなっていて、4割以上の感染経路が今のところわかっていません。

 名張市の80代男性は県内の病院の入院患者で、同じ病院で複数の感染者が出ていたため、検査を受けて陽性になりました。

 1月中旬以降、この病院で感染した患者や職員は合わせて57人に上っていて、県は「食事の介助などで職員と患者の距離が近く、感染が広がった可能性がある」として、新たに県内134例目のクラスターとしました。

 県は病院の職員や患者合わせて630人ほどの中から感染者との接触状況を調べるとともに、検査対象の絞り込みをしています。

 14日は、感染判明後に自宅療養していた80代女性と90代男性が13日に亡くなったことも発表されました。いずれも重症ではありませんでしたが、その後、容体が急変したということです。

 三重県の14日時点の入院患者は、前日から11人増え286人で、病床使用率は53.6%に上がっています。

 重症者は前日から1人増えて5人です。自宅療養者数は前日から160人減って、5458人になりました。