岐阜市で3月1日から、5歳から11歳へのコロナワクチンの「小児接種」が始まりました。岐阜市の小児クリニックでは、学校の授業が終わった午後6時から、事前に予約していた子供10人への個別接種が行われました。

 12歳以上の接種同様、問診で体調などを確認します。

 厚生労働省によると、小児接種での副反応はほとんどが軽度か中等度で、12歳以上に比べ症状が出る割合も低いとしています。接種した子供は15分ほどの経過観察でも、アナフィラキシーなど急性の反応は確認されませんでした。

 子供にとっては注射自体も不安なもの。医師が緊張を和らげるよう声をかけていました。

接種した11歳の男の子:
「思ってたより痛くなかったです」

接種した7歳の男の子:
「最初はちょっと怖かったけど、来た時にはあんま怖くなくなった」

 国の方針では、努力義務とはされていない小児接種。岐阜市も同様に、家族と本人がよく相談して接種を検討してほしいとしています。

接種した子供の親:
「12歳になる時に打とうと決めていたので。先生にも相談させていただいて、あまり不安はなかったです」

別の親:
「家族で話し合って、打った方がいいよという話をして、最後に本人が『分かった』ということで打つことにしました」