必要な職員を配置していないにもかかわらず給付金を不正に受給したとして、愛知県は障害者の就労支援などを行う施設を、指定取り消しの行政処分としました。

 指定取り消しの行政処分を受けたのは、あま市の「カラフル甚目寺」など愛知県内の2つの障害福祉サービス事業所です。

 2つの施設では、必要な管理責任者を常勤で配置していないなど基準を満たしていないにもかかわらず、虚偽の申請を行い給付金およそ1170万円を不正に受け取っていました。

 愛知県に対し匿名の情報提供があり問題が発覚し、県は2つの施設を運営する会社に対し、加算金を加えた1600万円余りの支払いを求めています。

 運営会社の代表は「チェック体制が不十分だった。給付金を返還し運営体制の立て直しを進めたい」とコメントしています。