
名古屋市港区に住む70代の女性が、電話で「名義貸しは詐欺に当たる」などと言われ、その後自宅を訪れた男に現金1300万円を騙し取られました。
3月上旬から下旬にかけ、名古屋市港区の70代女性の自宅に、国民消費者センターの職員を名乗る男から「北九州支援センターという団体に名前が登録されている。名前の削除はできないが他の者が身代わりになる」といった内容の電話がありました。
その後、証券取引監査委員を名乗る男から「名義貸しは詐欺にあたるので保証金として2000万円が必要」という旨の電話があり、4月7日、女性は自宅に来た男に現金1300万円を手渡しました。
女性は男から「13日に保証金を返すための説明をする」と伝えられましたが、当日になっても連絡がなく、教えられた番号に電話したところ金融庁につながり、詐欺が発覚したということです。
現金を受け取った男は20代くらいで上下スーツ、白いマスクを着用していたということで、警察が行方追うとともに、注意を呼び掛けています。