K-1初の女子大会「RING OF VENUS」(6月25日土曜日 国立代々木第二体育館)にフライ級で出場する女性格闘家が名古屋にいる。

 鈴木万李弥(まりや)(27)。7歳で兄の影響で空手を始め、高2でキックボクシングに転向すると、アマチュアでは負けなし。至学館大学1年生のときにプロに転向し、ここまで14戦9勝5敗の成績を残している。

 強さもさることながら驚くべきはその負けん気の強さ。2017年7月に行われた試合では、ブラジル人選手相手にパンチを鼻に受け骨折し激しく流血する中でも、相手に立ち向かい最後判定勝ちを手にした。その姿からファンの間では“流血のマドンナ”と呼ばれている。

 次の試合は5月7日に行われる名古屋発の格闘技大会『HEAT50』。「しっかり勝って6月の『RING OF VENUS』につなげる」とK-1初の女子大会を見据えている。

 全国の舞台で名古屋出身の女性ファイターが注目を集める日は近い。