トヨタグループ7社の2021年度の決算は、コロナ禍からの自動車販売が回復し、全社が「増収」でした。

 このうちデンソーの売上高は前年度より11.7%多い5兆5155億円、純利益は2639億円に倍増しました。

 新型コロナウイルスの感染拡大で減っていた自動車販売が回復し、国内や中国以外のアジア地域でも販売台数が増えたことが要因だということです。

 また今期の業績についても、自動車の電動化による部品需要が世界的に伸びるとして、純利益は昨年度より6割以上アップの4340億円と見込んでいます。

 このほか6社のトヨタグループ各社も増収となりましたが、豊田合成と愛知製鋼は樹脂や鉄スクラップなど原材料費の高騰で利益は減少しました。