三重県では20日、新たに426人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者数は前の週の同じ曜日を3日ぶりに下回りましたが、17日以降横ばいが続いています。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの426人です。

 内訳は四日市市91人、鈴鹿市52人、津市50人、桑名市40人などで半数近くの感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では10歳未満が19.5%で最も多く、20代以下が全体の54.2%を占めています。

 四日市市では、高齢者施設に勤務する50代女性職員の感染が判明し、この施設では利用者などこれで13人の感染が確認されたことから、市が感染経路を調査しています。

 県は感染状況について「感染者数は4月下旬の数値とほぼ同じで、17日頃から横這い傾向が続き、大きくは減っていない」としています。

 死者や新たなクラスターの発表はありませんでした。

 三重県の20日時点の入院患者は前日から3人増えて97人で、病床使用率は21.0%に上がりました。重症者は1週間ゼロが続いています。

 自宅療養者数は44人減って3324人です。