出光興産の子会社でガソリンなどの不正な検査が発覚した問題を巡って、三重県四日市市の製油会社でも重油などの製品検査で不正があったことがわかりました。

 不正があったのは、昭和四日市石油の四日市製油所で、重油やアスファルトなど7種類の製品の試験で法律やJIS規格で定められた試験方法を守っていなかったほか、実際には測定していない数値を記入するなどしていました。

 5月6日に出光興産の別の子会社でのガソリンの不正検査の問題を受けて、昭和四日市石油でも社内調査をしたところ、今回の不正が発覚したということです。

 不正は少なくとも3年前からあったというとこで、出光興産の担当者は「重大な事故と認識している」として、第三者で構成する調査委員会を設けて原因を究明することにしています。