東海3県では23日、各地で真夏日に迫る暑さとなりました。政府は屋外で会話がない場合、「マスク着用の必要はない」とする新しい方針を発表しましたが、街ではマスクを外すことへの抵抗の声がまだ多く聞こえてきました。

 23日も日差しが強く、暑い1日となった東海3県。名古屋市中区栄で午前11時半ごろ、市販の温度計で気温を測定したところ、29度を超えていました。

 日差しが強く、街には半袖で歩く人の姿も見られました。

 高気圧に覆われた影響で各地で気温が上がり、最高気温は岐阜県多治見市と三重県桑名市で29.9度、名古屋でも28.7度などと、真夏日に迫る暑さとなりました。

小学生:
「暑いです。アイスクリームが食べたいです」

沖縄から来た夫婦:
「今は沖縄は梅雨なので、こっちが夏でびっくりしました。暑いな、(服を)間違えたなと思って」

 マスクも外したい暑さの中、政府がマスクについての新しい方針を発表。屋外での散歩やランニング、自転車移動などで会話がない場合、「マスク着用の必要はない」としました。街で聞いてみると…。

40代男性:
「抵抗ないです。今は銀行に行くので(マスクを)してますけど、もうほとんどしてないです。自転車に乗っているときは特にそうですね」

夫婦:
「人がいなければちょっと外して」
「人がいるとちょっと(マスクを)とりにくいですね」

「屋外ではマスクを外す」という声がある一方、街の中を見てみると、ほとんどの人がマスクを付けたままです。

20代女性:
「会話したいから、話したいから、やっぱりまだ気にしちゃうし、人の目とか。マスクをしているのが多いですね」

20代男性:
「僕はまだちょっとしたまま行動しようかなと思います。他の人にうつしちゃいけなと思うので、まだしばらくは外せないかなと」

2人組の女性:
「私は怖いのでマスクはします。前からマスクしてない人が来ると、ちょっと避けちゃいますね」
「もうちょっと感染者数が減ったりとか、もっと落ち着いたりしたら」

 多く聞こえてきたのは、「感染者数が完全に落ち着いてからでないと、外すことに抵抗を感じる」という声。

 政府は屋内についても、距離がとれて会話がない場合マスク着用の必要はないとしていますが、「マスクなし」の光景が日常となるには時間がかかりそうです。