フィギュアスケートの羽生結弦選手が競技生活から引退を表明したことは、日本国内にとどまらず、中国でも大きな反響を呼んでいます。

 共産党系の新聞・環球時報のスポーツ面では、「競技に別れを告げ、羽生はもう一度4回転アクセルを飛ぶ」と写真付きで報じています。

 羽生選手は、中国でも知らない人はいないほどの人気で、2022年2月の北京五輪ではチケットの一般販売はありませんでしたが、競技会場の前に多くのファンが詰めかける光景もありました。

 19日夕方、北京五輪でフィギュアスケートの会場となった首都体育館では、「羽生選手が世界で初めて4回転半のジャンプを認められた場所で、会見を聞こう」というファンたちが集まっていて、会見が始まると歓声が上がっていました。

中国のファン:
「引き続き羽生選手を応援します。彼の選択を尊重します」

 ファンからは「ぜひ中国でもアイスショーをしてほしい」と望む声もあり、「羽生ロス」というよりも、人気はこれからも続くかもしれません。