
愛知県の中部国際空港では8月1日から、ハワイ・ホノルル便とグアム便の運航が2年半ぶりに再開しました。新型コロナの「第7波」真っ只中での再開となりましたが、海外旅行需要回復のきっかけになるのでしょうか。
(リポート)
「2年5か月ぶりにセントレアからグアムへの便が再開となり、今お客さんが搭乗口を通ろうとしています」
8月1日午前、再開第1便がグアムへ。
グアムへ旅行する客:
「やっと海外に出られるということで、3年ぶりですかね。暗い感じだったので、明るくなるといいなと思ってます」
3年ぶりの家族での海外旅行を楽しみにする人たち。
グアムへ帰省する客:
「(夫の)帰省です、コロナ禍になってからは1回も帰れていないので。ワクワクドキドキです。泳いだり、家族に会ったりします」
国際結婚のファミリーは、2年半ぶりの帰省です。しかし、8月1日のグアム行きの搭乗率は23%。コロナ前の夏休みに比べるとほど遠い数字です。
そんな中目立ったのが…。
旅行業者:
「『現地視察』みたいな。人気の行先なので、徐々に問い合わせや予約もこれから増えてくると思うので」
別の旅行業者:
「(グアムで)ずっとホテル視察、これで8軒ぐらい回るんですけど。前と同じ状況なのか、はたまた前よりもアップグレードしているのか、マイナスしているのか」
海外旅行需要の回復を見越して、販売するツアーのホテルをチェックするそうで、こちらも実におよそ3年ぶりの海外視察だといいます。
中部国際空港からハワイ・ホノルルへの便も8月1日夜、2年5か月ぶりに再開されます。
新型コロナの感染者が爆発的に増えている中での運航再開。グアム便もホノルル便も週2往復ほどにとどまっています。
ユナイテッド航空の担当者:
「(Q.第7波でのキャンセルは?)それほど今のところ多いことは聞いておりません」
中部国際空港の担当者:
「今回のグアム・ホノルルにつきましては、日本人の方のアウトバウンド、レジャーの需要をターゲットにした路線。新しいステップにようやく踏み出したのかなと思っています」
中部国際空港によりますと、お盆期間の国際線は韓国、台湾、アメリカなどの10都市を結び、68往復運航されます。
予約数は1万6700人で2021年の同じ時期のおよそ12倍ですが、コロナ前の2019年と比べると7%ほどにとどまっています。