新型コロナの病床がひっ迫していることを受け、愛知県は入院患者の転院を受け入れた医療機関に対し、県独自で交付金を給付すると発表しました。

 愛知県の大村知事は3日の会見で、新型コロナ病床の回転率を高めるため、状態が安定している入院患者の転院を受け入れた医療機関に対し、交付金を給付すると発表しました。

 交付金は、転院を受け入れた患者1人あたり1日3万円で、コロナ患者の妊婦を受け入れて分娩を行った場合は、1回あたり50万円が交付されます。

 愛知県の病床使用率は、2日時点で60%を上回っていて、病床使用率が40%を下回るまで継続する方針です。

 大村知事は「転院の体制を強化して患者を広く受け入れられるようにしたい」としています。