三重県紀北町では夏の郷土食「くき漬け」作りが最盛期を迎えています。

 くき漬けは、サトイモの一種「ヤツガシラ」の茎を赤シソと塩で漬けこんで作るシャキシャキとした食感の漬け物で、紀北町などでは夏の郷土食として親しまれています。

 紀北町相賀にあるJAの加工場では、職員やパートの主婦らが赤く色づいたくき漬けを小分けにし、慣れた手つきで袋に詰めていきました。

 2022年は7月以降の日照時間が長く、天候にも恵まれて良いヤツガシラが育ち、おいしいくき漬けができたということです。

 作業は8月末まで続き、およそ5000パックが地元のスーパーなどに出荷されます。