
3年ぶりに行動制限のないお盆休みが始まりました。新幹線も空の便も混雑していましたが、コロナ禍のため、近場でゆっくりという人も多いようです。
(リポート)
「午前9時半の名古屋駅新幹線乗り場です。去年は空席が目立っていた指定席も、今日はほとんど埋まっているように見受けられます」
3年ぶりに行動制限のないお盆休み。東海道新幹線は朝から自由席が100%を超える乗車率になりました。
野球観戦に行く人:
「甲子園球場に高校野球を見に行きます」
帰省する人:
「石川県の方まで行きます。帰省です」
コロナの感染者数が高止まりしていることもあり、事前に検査を済ませてきたという人も。
広島と長崎に帰省する人:
「自分で持っている抗原検査キットで(検査した)」
ライブのため博多へ行く人:
「PCR検査をして地方に行くので、安心して行ってきます」
そんな人たちで朝から大混雑したのが…。
(リポート)
「こちら金山駅前の無料検査所です。朝からたくさんの人が検査を受けに並んでいます」
コロナの無料検査所。金山駅前に臨時で開設されたこちらの抗原検査所は、最大1時間半待ちに。
浜松に帰省する人:
「浜松に帰るので、一応高齢者がいるので受けておこうと思って」
無料とはいえ、11日の名古屋の最高気温は34.5度。炎天下のなか、それでも「安心を」と大勢の人たちがガマンしていました。
新潟に帰省する人:
「日陰も全然ないしね、大変だわこれね」
浜松に帰省する人:
「もうちょっと日影があるといいかなと思いますけど。無料なんで文句はそこまで言えないですけど」
空の玄関口、常滑市の中部国際空港では…。
(リポート)
「国際線のチェックインカウンターです。皆さん大きな荷物を持っていらっしゃいます」
シンガポールへ行く人:
「シンガポールへ。基本的にはゆっくりしようかなと、食事とか楽しもうかなと思っています。この2年くらい行けていなかったんですけど、夏は1回くらい(海外に)行きたいなと思って」
中部国際空港の国際線予約者数はおよそ1万6700人と、2021年のおよそ12倍に。ただ、コロナ前の2019年と比べるとわずか7%ほどの水準に留まっていて、11日も運航しているのはアジア行きの4便のみでした。
バンコクへ行く家族:
「バンコクに行きます。主人の海外赴任先に。2年越しで今回ようやく」
「(父と)あんまり会えないので、正直結構うれしいです」
両親のいる韓国へ行く人:
「コロナ禍でなかなか帰れなかったので、3年ぶりに行くことになったので。(韓国の両親は)私より多分この子と会いたいってことなんで。できればちょっと家族との時間を多めにしようかなという感じではありますよね」
東海3県の行楽地、三重の伊勢神宮では、朝から県外ナンバーの車で駐車場は満車となりました。
山口県から訪れた人:
「車の中にアルコールとかをいっぱい積んできて」
大阪府から訪れた人:
「暑いのでやっぱりマスクは人混みのところではやって外では外すとか、ちょっとその辺り気を付けながら」
飲食店や土産物店が並ぶ内宮前のおはらい町通りでも、家族連れや若者らが食べ歩きを楽しむ光景が見られましたが、団体客が減っている影響は依然大きいようです。
土産店の人:
「若い方が多くなってくると食べ歩きが多くなってくるので、僕らみたいな土産屋に関していうと経済的なもの、売上に関してはそれほど伸びが大きくはなくなってしまうかな」
お盆休みを近場で楽しむという人たちもいました。
名古屋のキャンプサイト。守山区の小幡緑地に2021年にオープンした「オバッタベッタ」は15日まで予約で一杯です。
キャンプサイトを訪れた人ら:
「(去年は)どこも行っていないですね、やっぱり。(今年は)いっぱい遊びに連れていってあげたいですね」
「去年の夏はおとなしくしていました、本当に。(行動制限なくて)幸せです」
「去年・2年前と楽しめなかった分、楽しみたいですね」
3年ぶりのキャンプという人も。飲食業界に勤める男性は、お盆休みが書き入れ時ということで…。
飲食業界の男性:
「今年ちょっと盛り上がってきたところでまた感染者が増えてきたので、ちょっと気をつけながら。明日からまた仕事、お盆も頑張ります」