
名古屋高速で走行中のバスが横転・炎上し、2人が死亡しました。
バスの車両は午後2時半ごろに撤去されました。現在は10台ほどの作業車両によって道路の整備が行われています。現在も通行止めが続いています。高速道路のアスファルトは、黒く焦げ付いてしまっています。
現場では午後1時45分ごろ、炎上したバスがクレーンで吊りあげられました。骨組みが露わになった状態でした。車体全体が黒く焦げていますが、横転して道路に接していた方の車体には「AOI」と書かれたボディも見えました。
バスは道路の本線と豊山南出口の大きく崩れた分離帯に、激しく衝突したとみられています。
バスを運行していた「あおい交通」によりますと、このバスは名古屋・栄付近から県営名古屋空港に向かって運行していたということです。その途中に豊山南出口で降りる予定でした。
しかしバスは、豊山南出口と本線の分離帯部分にあるクッションドラムと呼ばれるオレンジ色のプラスチックの部分に衝突し、横転してしまったとみられています。
今後、なぜバスが分離帯に衝突してしまったのか、警察が調べることになっています。
高速道路の高架下にあるガソリンスタンドの店員は、「事故が起きた瞬間、爆発音のような音がした。地震かと思うような揺れを感じた。窓を閉めていても、焦げ臭いにおいが立ち込めていた」と話していました。