夏休みの小学生が、27日のドラゴンズ戦で場内アナウンスを体験しました。

 ドラゴンズ夏休み最後のホーム3連戦。バンテリンドームに詰めかけた大勢の観客の前で場内アナウンスを届けたのは、岐阜県関市の小学4年生・長屋樹季くん。大のドラゴンズ好きです。

樹季くん:
「みなさんこんにちは!今日一日アナウンス体験をします、長屋樹季です」

 今年、バンテリンドームで人生初の試合観戦をし、「熱気を感じゾクゾクした」ことがきっかけで、お母さんに勧められ今回応募することに。

 そんな樹季くんの将来の夢は…。

樹季くん:
「将来はアナウンサーになって、中日ドラゴンズの試合を実況したいです」

 そこで急遽、中継前の実況席を見学することに。すると…。

東海テレビ・小田島アナ:
「折角だからマイクとかつけてみなよ。選手で誰が好き?」

樹季くん:
「今は(ケガで)いないけど、石川昂弥選手!」

小田島アナ:
「そうか。石川昂弥選手のホームランを実況できるように頑張ろうね」

 楽しい時間を過ごした樹季君。いよいよ本番の時間が迫ってきました。

 実は、前日寝られないほど緊張していた樹季くん。すこし不安そうなまま本番へ。そして、いよいよ試合開始の時が…。

<樹季くんのアナウンス>
「プレイボール」

 樹季くんの掛け声で会場のボルテージも上がります。そして3回には…。

<樹季くんのアナウンス>
「みなさん、観戦予防のため、ご覧のような行為は控えてください」

 コロナ感染の注意喚起アナウンスも。さらに5回には、ドラゴンズの選手紹介。

<樹季くんのアナウンス>
「1番・センター岡林勇希」

 すると、岡林選手はライトオーバーのスリーベースヒット。樹季くんはアナウンス席で大興奮。

 試合はドラゴンズが負けてしまいましたが…。

樹季くん:
「できたからすごくホッとしたし、会場全体の拍手がすごく嬉しかったです」

 ひと夏の終わりに、ドラゴンズが大好きな少年にとって、かけがえのない思い出となったようです。