トヨタ自動車は30日、7月の生産実績を公表しました。海外生産は7月として過去最高を更新しましたが、国内生産は2021年7月から3割減っています。

 トヨタ自動車によりますと、7月の国内での生産台数は2021年7月に比べておよそ3割減と大きく落ち込み、22万1800台余りでした。半導体不足や新型コロナの感染拡大による部品の供給不足などが影響したということです。

 ヨーロッパでは半導体不足の影響が少ない「ヤリス」の生産が好調だったことや、中国・上海のロックダウン緩和が追い風となり、海外生産台数は7月として最高を記録しました。海外での生産台数は3か月連続で前の年の同じ月を上回っています。

 トヨタは「部品の供給状況を精査して、1台でも多い生産に努める」としていて、年間の世界生産計画である970万台は維持するとしています。